Squqreのブログ

音楽と野球が好きなぐうたら生活ブログ。

音楽雑記 23.1.21 音の色。

音楽の言葉のカテゴリー的に、鍵盤全般がキーボードで、その中でも音色の数やできることが多くなるとシンセサイザーと呼ばれるので、私の持っているのはシンセサイザーなのですが、その機能を使わずして、音だけで様々な感触が違うってすごいなぁということを書いてみようと思う。

音楽をやっていると、”その音から感じる色”という話がたまに出る。

私の場合、ドは白、ファはピンク、ソは黄や赤。ミは黄緑や黄色。

過去知り合いと話している印象だと、私も含めてドは基本だからか白という人が多い。

キー(調性)にも色があって、私的にはCメジャーは白が基本となって、FメジャーがピンクでGメジャーが黄色。長調短調でも感じる色は違う。

調号も関係してきて、♭や♯が何もつかないCメジャーは白、♭系はオレンジやピンクっぽく、#系は原色で元気な感じ。Cが日常でFは恋愛系でGは元気を出そうのような。(私的にはサークルオブフィフスで♭や♯が増えていくとどっちに取るかで同じ感じにもなる。F#とG♭とかD♭かC#かのような。)

back numberで例を挙げると、Cメジャー『日曜日』『水平線』が日常で、Amが『わたがし』日常の悲しいバージョン。♭系は明るいのがE♭の『SISTER』(オレンジの色)、Fmのキーなのが今取っている赤い花火は大人な恋愛な感じ。#系はEメジャーで『クリスマスソング』やGメジャーの『ヒロイン』『黄色』『手紙』、Dメジャーが『Stay With Me』、Aメジャーで『パレード』、#系マイナーではBmの『青い春』、F#mが『高嶺の花子さん』。

クラシック的なの基本3和音ではなく、4和音で曲を聞くとM7やm7は明るいメジャーと暗いマイナーコードが足された和音になっていて、聞いた感じがどっちにも聞こえて曖昧な感覚にある。さらにテンションコード(9、11、13や♭、#のテンション含む)が入れば、音の作りがマイナーやメジャーがいろいろ聞こえて明るいのか暗いのかがもっと曖昧になる。たとえば、CM7(ドミソシ)の作りはC(ドミソ)とEm(ミソシ)が足されたもので、Cm7(ド♭ミソ♭シ)はCm(ド♭ミソ)とE♭(♭ミソ♭シ)の足された和音になっている。Dominant7thは基本の4音だとメジャー感でテンションついてくるとマイナー感になるというのが私の感想(C7だとドミソ♭シなのでC(ドミソ)とEm♭5(ミソ♭シ)が足されている)。

 

ここ最近、キーボードの前に座ってスマホを近くに置いて、Youtubeで流れてくるお勧めのリストから一曲全体を大体知っている曲を順番に一緒に弾くということをよくするのだけれど、昨日back numberの『花束』を弾いていて、この転調って盛り上がってカッコいいだけではないんだなぁと思った。自分が作曲する時に、こっちにいくとカッコいいかなと考えて転調してたりはしてた覚えがあるけれど、歌詞をつけることをしたことがない私にとっては考えたことがなかったからなるほど!となった。

『花束』は、Dメジャーで始まる。=#系なので元気な感じ。歌詞的に付き合い始めた相手に、これから一緒に長く仲良く過ごしていこうよって健気に少し勢いもほしくて頑張って伝える。Bメロはその前の間奏含めてずっとDメジャーを気にしつつ、マイナー系のコードが多く使われていてそのままDに解決せず不安さを感じる=歌詞でこの先の不安の中でも自分の決意を述べる。その後そのままAメロに戻るのにそこでさっと転調完了でE♭メジャーになる=♭系で気持ちが落ち着いた雰囲気でもう一度仲良くしていこうと伝えているのかなと感じる。(僕は君が好きだよ。と楽器だけのエンディングはなく余韻が続く終わりになっている。)

 

曲のキーだけでその雰囲気が決まる訳ではなく、使う楽器、テンポやリズム、メロディーやコードの動きなど、いろいろ積み重なって曲の雰囲気が作られるとは思ってはいたけれど、歌詞をそこに乗せられるってすごいことだし、いいなぁと本当に羨ましく思ったので、ブログに書いて残したいなぁとなったのでした。